007/カジノ・ロワイヤル (1967年の映画)

007/カジノ・ロワイヤル (1967年の映画), by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1021963 / CC BY SA 3.0

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『007/カジノ・ロワイヤル』(英語: Casino Royale)は、1967年公開のイギリス・アメリカ合作のスパイコメディ映画。
コロムビア映画の製作。
ピーター・セラーズ、ウルスラ・アンドレス、デヴィッド・ニーヴン他オールスターキャストの大作コメディーで新人時代のジャクリーン・ビセットも出演していることで知られる。
作品はイアン・フレミングの同名の小説で1953年に出版された『カジノ・ロワイヤル』を原作とする007シリーズのパロディで、オーソン・ウェルズが悪役のル・シフル役で出演、007を名乗る人物と戦うストーリー展開である。
1955年、まだアメリカでは無名のボンド小説のシリーズ1作目の映画化権をグレゴリー・ラトフが$6000で取得。
しかし、ラトフは本作を映画化することなく1960年に他界、その後、権利はハリウッドの重役であるチャールズ・K・フェルドマンの手に渡り、ハワード・ホークス監督、リー・ブラケット脚本、ケーリー・グラント主演(イーオン・プロダクションズ(イオン・プロ)もシリーズを立ち上げる際、主演候補にしたが、グラントの年齢もさることながら、低予算の都合もあり、大スターのグラントを起用することは出来なかった。
)で映画化を試みるが、失敗。
その後、イオン・プロのシリーズが世界的に大成功したことから『カジノ・ロワイヤル』を正式なボンドシリーズにしようとした。
イオン・プロとユナイテッド・アーティスツ(ユナイト)も合作の可能性を模索していたが、最終的に交渉は決裂した。
交渉決裂後、フェルドマンはショーン・コネリーと接触、出演交渉をするが、当時のコネリーは半年に1回はボンド以外の役をやることで気分転換を図っていたため、連続してボンドを演じることに拒否反応を示し、このオファーを断る。
これらの交渉不成立の結果、フェルドマンはコロムビア映画と契約し、本家007シリーズと当時世界中を席巻していたスパイ映画を茶化した壮大なパロディ映画にすることに方針転換し、イオン・プロのシリーズでも(現在に至るまで)行われていない、超オールスターの作品にすることを決意、ボンド役にフレミングの友人でボンドのモデルの一人とされていたデヴィッド・ニーヴンを迎え、隠居久しい老ボンド卿という設定にした。
作品公開時のニーヴンは57歳、一方のコネリーは37歳で、当然、激しいアクションシーンは存在しない。
もっとも、ロジャー・ムーアが最後にボンドを演じた『007/美しき獲物たち』の公開時のムーアの年齢は58歳で2015年現在でも最高齢のボンドである。
老ボンド卿は本作では前面に立たず、ピーター・セラーズを筆頭に多くのスターたちがボンドの影武者となって画面を賑わせ、敵とスタッフと観客を混乱させる。
本作はこれが本物と言わんばかりにデヴィッド・ニーヴン=ジェームズ・ボンドであることを強調したため、今日でもボンドのモデルはニーヴンだと固く信じている者も多いが、ニーヴンはあくまでもモデルの一人に過ぎず、外見上のボンドのモデルはピアニストのホーギー・カーマイケルである。
さらに言えば、原作、最後の作品である『黄金の銃を持つ男』のボンドのモデルはまさしく、ショーン・コネリーその人である。
また予告編等で出演するスターたちを紹介する度にナレーションが発した「○○・イズ(is)・ジェームズ・ボンド」という謳い文句が、流行し、ユナイトも『007は二度死ぬ』のポスターに「ショーン・コネリー・イズ・ジェームズ・ボンド」と謳ったものの、当時プロデューサーとの関係が悪化し、契約延長の意思がなく、降板を表明していたコネリーの逆鱗に触れた。
これに慌てたユナイト側は『ショーン・コネリー・アズ(as)・ジェームズ・ボンド』に訂正させるという場外戦も展開した。
『007は二度死ぬ』より2か月だけ早く公開されたこの1967年版は、イオン・プロ以外によって制作された2つのジェームズ・ボンド映画のうち最初の作品である(2番目となる映画は1983年の『ネバーセイ・ネバーアゲイン』)。
全体的に明らかなパロディであり、当時の一般的なボンド像を随所でからかっている。
ジャクリーン・ビセットが演じた役名は『黄金銃を持つ男』のグッ…