| 知っておきたい 女性の病気 |
|
| 子宮筋腫 | |
| 卵巣嚢腫 | |
| 子宮内膜症 | |
| 子宮外妊娠 | |
| もっと知りたい不妊治療 | |
![]() |
関連書物のご紹介 |
| ホームに戻る |

不妊症のことなら
|
| 子宮外妊娠 | |
| 受精卵が子宮腔以外の部位に着床した妊娠を子宮外妊娠といいます。急激な下腹部痛や腹腔内出血の為しばしば緊急手術になります。 子宮外妊娠は全ての妊娠中0.5%から2%に生ずると言われておりますが、その殆ど(90%)は、卵管膨大部に起こります。残りの10%の内、8%程度が卵管峡部妊娠で、その他に卵管間質部妊娠、卵巣妊娠、頚管妊娠、腹膜妊娠などがあります。 |
![]() |
子宮外妊娠を起こす原因となる問題としては、以下のような事があげられます。クラミジアなどの卵管の炎症、卵管手術の既往、虫垂炎、腹膜炎、人工妊娠中絶術の既往、子宮内避妊具の装着など。 子宮外妊娠の症状は、下腹部痛や、性器出血ですが、症状の殆どない患者さんもおります。生理と思っていたら、実はそれが子宮外妊娠のための出血であったなどということも多いのです。 子宮外妊娠を診断する為には、患者さんの症状を良く聞き内診を行います。検査法としては妊娠反応、超音波検査、ダグラス窩穿刺、腹腔鏡などを行って診断します。 子宮外妊娠の治療法としては、メソトレキセートの注射による方法と手術とがあります。メソトレキセートの注射による方法は、限られた患者さんにしか行えず効果が不安定で保険が利かない等の問題点があります。 手術による方法は、開腹手術と腹腔鏡手術がありますが、ここでは腹腔鏡手術について説明します。 子宮外妊娠の腹腔鏡手術には、開腹手術と同様に卵管切除術 、卵管線状切開内容除去術、メソトレキセート局注法があります。 |
|
■卵管切除術 子宮外妊娠を起こした卵管を全て切除するものです。この場合、電気メスやレーザーメス、超音波メスなどを使って手術します。妊娠部位を全て取り去ってしまうので治療効果は高いのですが、その後妊娠を希望する場合には少し問題があります。 ■卵管線状切開内容除去手術 子宮外妊娠を起こした卵管に切開を加え、妊娠性の組織を取り去るものです。卵管は残り、術後の妊娠を希望患者さんには適していますが、外妊存続症と言って絨毛組織が残ってしまうことが5%程度に生じます。 |
|
![]() 右卵管膨大部妊娠 |
![]() 着床部卵管を線状に開腹している |
|
■メソトレキセート局注法 子宮外妊娠を起こした卵管に直接メソトレキセートを局注する方法で、卵管は保存されますが卵管線状切開術と同様、外妊存続症が生ずる危険もあります。残念ながらこの方法は、保険が利かないという問題点もあります。 現在では、主に卵管切除術と卵管線状切開内容除去術が行われております。当院では、子宮外妊娠の殆どが腹腔鏡下に行われており、術式は患者さんの希望や状態に応じて決められています。腹壁に出来る傷は、他の腹腔鏡下手術と同様で3箇所の小さな傷だけで、やはり3日目に退院となります。退院後には尿検査をして経過を見ますが、仕事にはすぐに復帰可能です。 |
||
☆子宮外妊娠手術の動く映像がご覧になれます☆
|
||