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不妊症 小島レディースクリニック
卵巣嚢腫
卵巣とは?
 卵巣は親指程度の大きさで、卵巣固有靭帯で子宮と結びついており、左右に2個あって、それぞれ卵管の下に垂れ下がっています。

■卵巣嚢腫とは?
 卵巣嚢腫とは卵巣が腫れて袋状になり、その中に液体や粘液が溜まった状態をいいます。 卵巣嚢腫でよくあるのは、無色で透明な液体が溜まった漿液性卵巣嚢腫で、これは一般に良性です。
 卵巣が大きくなる病気には卵巣嚢腫の他に、細胞が増殖して瘤のようになった充実性の卵巣嚢腫があります。
充実性卵巣嚢腫では悪性の場合が多く、注意が必要です。 
 卵巣嚢腫といってもいろいろあり、無色から黄褐色で透明な水溶液が溜まっている漿液性嚢腫、 黄褐色の粘ちょう性の高い液体が溜まっている粘液性嚢腫、脂肪や毛髪、骨、歯などが入っている皮様嚢腫、 変性した古い血液でチョコレート状にドロドロしているチョコレート嚢腫に分けられます。
卵巣嚢腫
■卵巣嚢腫の症状
 卵巣は卵管の下に垂れ下がっている状態で動きがよく、多少腫れてもほとんど症状がありません。 ですから他の問題で診察を受けた時にたまたま発見されることが多いのです。
 また、卵巣は、ある程度の大きさになるとその重みで捻れることがあります。 すると下腹部に激痛が生じ、悪心、嘔吐を伴い時にはショック状態になります。 このようなときには緊急手術が必要となります。このように急激な症状だけではなく、卵巣嚢腫が大きくなると、 周辺臓器の圧迫症状が見られるようになります。

 そのため、頻尿、便秘、腹痛などが現れ、時には大きくなった卵巣嚢腫を自分で触れることもあります。 このような症状の有無にかかわらず、卵巣嚢腫の患者さんが婦人科を受診すれば、卵巣嚢腫が見逃されることはありませんが、 問題なのは、その卵巣嚢腫はすぐに手術が必要なのか、放っておいて構わないのかどうかを知ることなのです。

 このような場合、超音波検査だけでは必ずしも十分ではなく、血液検査で卵巣腫瘍マーカーの検査を行います。 ほとんどの場合にはこの腫瘍マーカー検査で卵巣嚢腫が癌であるか異なるかがわかりますが、必要に応じてCT検査やMRI検査等を行い診断を確定するのです。 しかし、これらの検査を行っても、確定診断が下せず、手術を行って初めて良性か悪性かの区別が出来るケースもあるのです。

 ”手術をして始めて悪性であることが分かる”ということになると、卵巣嚢腫を発見したら原則なるべく早く手術することが、 早期発見、早期治療のたてまえから必要になってきます。

 卵巣嚢腫は自然に消えることもありますので、1―2ヶ月間経過を観察して、なくならなければ手術を計画します。 良性の卵生嚢腫の場合であれば、正常部分を残して嚢腫部分だけを取り除きます。 残念ながら、卵巣嚢腫を薬で治療する方法は現在のところありません。

■卵巣嚢腫の治療方法
  卵巣嚢腫の手術には開腹手術と腹腔鏡手術とがありますが、ここでは腹腔鏡手術について説明します。
  卵巣嚢腫の腹腔鏡手術には、腫れている卵巣を全て摘出する卵巣切除術と、卵巣の正常部分を残して卵巣嚢腫だけを摘出する卵巣嚢腫摘出術があります。
  類皮嚢腫では卵巣切除術が、しょう液性卵巣嚢腫やチョコレート嚢腫では卵巣嚢腫摘出術が行われる事が多いようです。いずれにしても、お腹の傷は通常の3箇所と、下腹部に恥毛の中に2−3cmの、目立たない小さなものだけで済みます。
  手術後の痛みは殆どなく、7日目には退院になります。退院後の職場復帰は翌日からでも可能です。肉体労働でなければ、基本的になにをしてもOKです。

しょう液性卵巣嚢腫

チョコレート嚢腫

☆クリックすると腹腔鏡手術の動く映像がご覧になれます☆
卵巣嚢腫

チョコレート嚢腫
(ADSL12Mの場合すぐにご覧いただけます。)
腹腔鏡手術による類皮嚢腫の手術 
     
手術前                     手術後


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