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静岡県沼津市大岡 1125-1

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不妊症 小島レディースクリニック


不育症着床障害

不育症・着床障害

不育症と着床障害は共通する部分が多く、ほとんどの原因がオーバーラップしています。そしてまたこれらの原因は、切迫流・早産や妊娠中毒症、胎児発育遅延ともきわめて密接に関連した病態なのです。

ですから、不育症や着床障害で苦労した末に妊娠された場合には、その妊娠経過中には十分注意して過ごさなければなりません。


不育症とは 

妊娠しても流産や早産・死産を繰り返してしまい、赤ちゃんを抱けないことを不育症といいます。
流産を繰り返したり、とくに妊娠中期以後の死産が一度でもあれば検査を受けることをお勧めします。

不育症・着床障害の原因

不育症・着床障害の原因には

1.子宮の形態異常(子宮奇形や子宮筋腫、子宮内膜ポリープ)

2.ホルモン異常(黄体機能不全や高PRL血症、甲状腺機能低下と亢 進)

3.感染症(クラミジア)

4.夫婦の染色体異常(染色体検査)

5.免疫学的原因(抗リン脂質抗体症候群、抗核抗体、ループスアンチコアグラント、フォスファチジルエタノールアミン(PE)抗体、フォスファチジルセリン(PS)抗体やHLA組織適合性抗原の類似性)

6.血液凝固異常(血小板凝集能、PT,APTT,第12因子の異常)

 などがあるとされていて、系統的検査が必要です。

検査・治療

1.子宮奇形は子宮卵管造影、超音波法、HSG,子宮鏡検査などを行えば分かります。治療は手術を行うことになりますが、手術をしなくとも生児を抱ける確率は低くありません。どうしても流産を繰り返してしまう場合には、中隔子宮と双角子宮に限り手術を行います。

2.ホルモン異常は血液検査で分かります。

黄体機能不全については、基礎体温が高温の7日目前後に黄体ホルモンの測定で10ng/ml以下の場合に診断します。治療としては、良い卵を作るためにクロミッドやHMGの注射をすることになります。高温期に黄体ホルモン剤を内服する方法もありますが、元々あまり働きの良くない卵胞が排卵して黄体機能不全になる訳なので、あまりお勧めできる方法ではありません。

高プロラクチン血症は血液検査で分かります。高い場合にはパーロデルを内服することで治りますが、このことが流産とかかわりがあるか否かについては今後の検討が待たれるところです。

甲状腺機能異常と糖尿病は、いずれも流産の原因になりますが、これらは専門の内科医に相談して十分な管理が必要です。

3.クラミジア感染症は、血液検査で分かります。治療はクラリスロマイシンかジスロマックを服用します。

4.染色体異常は、夫婦の血液検査をすることで分かります。

夫婦のどちらかに染色体の均衡型転座があると高頻度に流産が起こるとされています。その頻度は個々のケースで異なりますが、およそ30−70%の範囲にあるようです。このことはまた逆に、最初の妊娠で70−30%のカップルが流産せずに赤ちゃんを抱けることを意味しています。事実何回かの流産の後には、ほぼ90%のカップルが正常な赤ちゃんを抱けると考えられております。

また受精卵の一部を使って着床前診断する方法もありますが、これは体外受精する場合に限られています。さらに自然妊娠が可能なカップルに対して体外受精をすることになる訳であり、その妊娠率や、次回自然妊娠の場合の流産率などを考慮するとあまり薦められる方法ではありません。

5.血液凝固異常は、血小板凝集能、PT,APTT,第12因子などの血液検査で分かります。値の高い患者さんにはヘパリン療法を行います。

抗リン脂質抗体や血液凝固異常は胎盤に血栓を作り、流産の原因になるだけでなく、全身の血管にも血栓が生じ腎臓や脳、心臓など全身の器官を傷害します。

また、これらの病態は流産だけでなく早産や胎児発育遅延、妊娠中毒症、胎児死亡など様々な原因になりますので、妊娠期間中を通じて注意が必要です。

6.免疫学的原因

母体が自分の体の一部を異物として認識して抗体を作ってしまう結果、流産してしまうケースと、母体が胎児を異物として認識できないことが原因で流産してしまうケースがあります。

前者には、抗リン脂質抗体症候群、抗核抗体、ループスアンチコアグラント、フォスファチジルエタノールアミン(PE)抗体、フォスファチジルセリン(PS)抗体などが後者には、HLA組織適合性抗原の類似性があります。

前者に対しては、抗体価の高い患者さんにヘパリン療法を行い、後者にはHLA検査、リンパ球混合培養検査、NK細胞活性検査高値の患者さんにリンパ球輸血を行います。
体重増加に気をつけ、減塩を心がけ、EPAの多い青背魚(サバ、サンマ、アジ、イワシなど)を毎日一回食べることで防止できます。


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