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| 受精卵の凍結保存・解凍胚移植 |
現在、体外受精や顕微授精の際に子宮に戻す受精卵の数は通常1個に制限されています。多胎妊娠を防止する目的でそうされているのです。 ![]() プラスチックストロー 液体窒素タンク ※拡大すると下の模式図のようになります。 ![]() 受精卵を凍結するタイミングには受精後1日目の前核期胚凍結と2−3日目の初期胚凍結、5日目の胚盤胞凍結があります。 解凍胚移植(融解胚移植) 凍結受精卵を解凍胚移植する場合には、解凍後数時間から1−4日経ってから子宮に移植します。 また、移植のタイミングを決めるためには月経周期やホルモン環境の調整が必要です。具体的には、自然周期に排卵を確認した後に戻す方法と、ホルモンを補充して子宮内膜を育ててから移植する方法があります。 1. 自然周期胚移植:排卵が確認された後で凍結受精卵を解凍して移植します。 2. ホルモン補充周期胚移植:卵胞ホルモン剤を内服して、子宮内膜を育ててから胚移植を計画します。子宮内膜の厚みが十分育てば黄体ホルモンを補充して凍結受精卵を解凍し移植します。 凍結保存・解凍胚移植のメリットとしては 1. 余剰胚を無駄にしない 2. 多胎妊娠を防止できる 3. 妊娠率アップも期待できる 4. 身体的、経済的負担の軽減(一度の採卵で複数の胚移植が可能) 5. 卵巣過剰刺激症候群の重症化回避 などが挙げられます。 そして、凍結保存・解凍胚移植の問題点には 1. 凍結・解凍のダメージ 2. 胎児・新生児への影響 3. 透明帯の硬化による妊娠率低下 などが考えられます。 1.2.については学会で調査が行われ、自然妊娠・分娩児と比較して差のない事が分かっています。 3.についてはレーザーアシステッドハッチングを行うことで、透明帯の硬化に伴うハッチング障害を回避して妊娠率を高めることが可能です。
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